LCCの座席は本当に狭い?エアアジア・ベトジェットも含めシートピッチを徹底比較|シート幅より気になること(本音)

旅のTips

こんにちは、SARI QUROです。

前回2連続で、航空券の予約に関する記事を出しました。

そして、この記事を読んで下さったまきさんが、私のXにご質問をくださいました!

拝読しました!参考になります。LCCも入れて比較されていますね。座席の狭さとか心配なのですが実際どうなんでしょうか。

とっても良い質問をありがとうございます!

私はLCCを割と頻繁に使うタイプなので、この悩みは盲点でした!

ということで今回は「LCCの座席は本当に狭いのか」を、データと実体験の両面から掘り下げ、まきさんのご質問に120%お答えしてみますよ!

結論:LCCの座席はJAL・ANAより3〜8cm狭いが、「座れないほど」ではない

先に結論からお伝えしますね。

LCC(ピーチ、ジェットスター等)のシートピッチ(前後の座席間隔)は約71〜74cm(29インチ前後)が標準です。

一方、JAL・ANAの普通席は約79cm(31インチ前後)が標準となっており、その差は約5〜8cm

数字だけ見ると「結構違う」と感じるかもしれませんが、実際に乗ってみると「窮屈で耐えられない」というほどの差ではなく、身長170cm台の成人でも短距離〜中距離のフライトであれば十分許容範囲、というのが多くの搭乗レビューに共通する感想です。

ただし、長時間フライトや、脚を伸ばしたい方、身長が高めの方にとっては体感差が出やすいポイントでもあります。

ちなみにこの写真は、身長154㎝の私がベトジェットエアのAIRBUS A321(シートピッチ約71〜74cm)に搭乗した際の座席の様子です。

背中をぴったりつけて座って、膝頭拳1個分強くらいでしょうかね。

SARI QURO
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私の個人的な体感としては、別に耐えられないほど狭いとは感じなかったですし、フルキャリアとさほど変わらないような…。

国内主要航空会社のシートピッチ比較表

航空会社タイプシートピッチ目安
スターフライヤー独立系(MCC)約91cm
JAL・ANA大手(FSC)約79cm
スカイマーク・AIRDO・ソラシドエア独立系(MCC)約79〜81cm
スプリング・ジャパンLCC約74〜77cm
ピーチLCC約71cm
ジェットスター(A320・A321型機)LCC約71cm

JALのクラスなど上位クラスまで含めると、さらに座席の選択肢は広がります。

また興味深いことに、すべてのLCCが一律に同じ狭さというわけではありません。スプリング・ジャパンは約74〜77cmと、他社LCC(約71cm)よりは数センチ余裕のあるシートピッチを確保しています。

「LCC=すべて同じくらい狭い」と一括りにせず、就航路線や機材によって個別に確認するのがポイントですよ。

東南アジア系の航空会社も比較してみた

今回まきさんはマレーシアを検討されているとのことだったので、日本発着で人気の高い東南アジア系航空会社もあわせて調べてみましたよ。

JAL・ANAでも国内線と国際線のシートピッチは違います!

航空会社タイプシートピッチ目安
JAL・ANA大手(FSC)約84〜86cm
マレーシア航空大手(FSC)約81cm
ベトナム航空大手(FSC)約81cm
エアアジアX(長距離国際線)LCC約78cm
エアアジア(A320・短中距離)LCC約70〜71cm
ベトジェットエア(A330・長距離国際線)LCC約79cm前後
ベトジェットエア(A320・A321・短中距離)LCC約71〜74cm
バティック・エア・マレーシアフルサービス / フルハイブリッド約76〜81cm

ここで押さえておきたいのが、同じLCCでも「長距離国際線用の機材」と「短中距離用の機材」でシートピッチがまったく違うという点です。

例えばエアアジアグループの長距離ブランド「エアアジアX」は、A330型機を使い、シートピッチ約31インチ(約78cm)と国際線エコノミークラスの標準的な広さを確保しています。

一方、日本国内や近距離アジア路線で使われるA320型機の標準シートは約28インチ(約70cm)と、大手より一回り狭めです。

ベトジェットエアも同様の傾向があり、A330を使う一部長距離路線ではシートピッチが大手FSC並みになる一方、A320・A321中心の短中距離路線では約71〜74cm程度に収まります。

つまり「LCCだから座席が狭い」と単純に考えるのではなく、乗る路線の距離・使用機材によって座席の余裕は大きく変わる、と覚えておくのがポイントです。

長距離のLCC国際線を予約する際は、機材情報(A320/A321か、A330か)を確認するひと手間で、快適さの見込みがかなり正確に立てられます。

なお、老舗のフルサービスキャリアであるベトナム航空は、エコノミークラスでも約81cmとJAL・ANAよりわずかに余裕のあるシートピッチを採用しています。予算に余裕がある長距離フライトでは、FSCを選ぶのも有力な選択肢です。

ちなみにこれは、フルキャリアのフィリピン航空(約76cm〜79cm)前が次男約145㎝、後ろが長男約150㎝。ベトジェットよりは若干余裕がありました。

なぜLCCは座席が狭いのか

LCCが座席間隔を詰めているのは、単なるコストカットではなく、明確なビジネスモデル上の理由があります。

  • 座席数を増やして1便あたりの収益を最大化:同じ機体サイズでもシートピッチを詰めることで搭乗可能人数が増え、その分1席あたりの運賃を下げられます
  • 身軽な機内サービスとの組み合わせ:機内食や座席指定を有料オプション化することで基本運賃を抑える仕組みと、座席設計はセットになっています

つまり座席の狭さは、当然ですが私たちが享受している「格安運賃」と表裏一体の関係にあるわけです。

実際どのくらい狭い?体感の目安

シートピッチの差(5〜8cm)を中肉の成人男性170cm(夫)で体感でイメージすると、次のような感覚に近いです。

  • 拳1〜2個分:JAL・ANAの普通席で前の座席との間にできる余裕
  • 指2本分程度:LCCの標準シートで前の座席との間にできる余裕

前の座席にトレイテーブルを出したまま、ノートPCを開いて作業するのはやや窮屈に感じることがありますが、スマホや文庫本程度であれば問題なく過ごせるレベルです。

どのLCCも足元の広さは大して変わらず、座り心地は普通で、足元は広くはないものの苦痛に感じるレベルではないという口コミが多く見られます。

SARI QURO
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154cmの私にとっては、5センチ前後のシートピッチ差は誤差としか感じませんが。子どもも同様の意見でした。

座席の狭さが気になる人向けの対策4つ

家族旅行や長時間フライトでLCCの座席の狭さが気になる方には、次の対策がおすすめです。

  1. 有料の「レッグルーム広めシート」を選ぶ:多くのLCCには非常口横などに、追加料金で足元が広い座席を選べるオプションがあります
  2. 通路側の座席を選ぶ:窮屈さを感じたときに足を通路側に伸ばせるため、体感的な余裕が大きく変わります
  3. 短距離〜中距離路線に絞って使う:LCCの座席の狭さは、フライト時間が長くなるほど負担として蓄積します。3時間以内程度の路線から試してみるのがおすすめです
  4. 航空会社・機材ごとのシートピッチを予約前に確認する:LCCと一口に言っても、スプリング・ジャパンのように他社よりやや余裕のあるシートピッチを採用している会社や、長距離国際線用に広めの機材(A330など)を使う路線もあります。予約時に座席情報をチェックしておくと安心です

LCCのシートピッチよりも気になるところ

正直、私は個人的にはLCCのシートピッチはそこまで気になりません。その分安いと考えると、十分許容範囲。

それよりも私は個人的に以下の点の方が気になります。

  • 荷物の預け入れが有料
  • 機内食も有料
  • 変更ができないもしくは有料
  • 遅延が多い
  • サービスがかなり適当な場合がある
  • 乗客の民度がひどい時がある(注意ナシ)

荷物が少ない場合は、安さを取ってLCCは十分検討の余地あり!

ただ、この写真を見てください。

これは、ベトジェットエアに乗った時に、夫の前のシートの女性が服をかけてきたせいでテーブルが開けなかったし、膝に服がさわさわと触れて不快だったという事件…。

あと、こどもがものすごくうるさく尋常じゃなく騒いでいましたが、親も客室乗務員も注意せず…。

こういう点の方が1番気になったのですが、乗客やスタッフのサービスはその時乗り合わせた運次第な部分もあります。

同じベトジェットの搭乗でも、静かに快適に過ごせた便もありますので、「LCCだからいつもこう」だというわけではないです。ただ、フルキャリアよりはこういう目に合うリスクが高いと思っておいた方がいいのではないでしょうか。

荷物が多く追加料金が発生して、金額差がさほど大きくないなら、フルキャリアがいいかなとは、個人的に思います。

これは、金額差と、その費用でどこまで許容できるかという個人の判断ですね。搭乗時間帯や乗っている時間なども考慮してみてください。正直、夜中の便なら寝てるだけなので、モニターも食事サービスも不要ということも多いです。

ベトジェットエアのトラブル搭乗記(電子書籍1冊)を、以下のページの中で無料プレゼントしているので、良かったらLCC搭乗の一つの例としてご覧くださいね。

まとめ:座席の狭さは「許容できる差」、賢く付き合えば旅費は大きく浮く

LCCの座席は、大手航空会社と比べて確かに5〜8cmほど狭くなっています。

ただしこれは「座れないレベル」ではなく、「多少の窮屈さと引き換えに、運賃を大きく抑えられる」というトレードオフです。

家族旅行のように人数が多いほど、LCC活用による節約効果は大きくなりますよね。

座席の狭さが気になる場合は、有料のレッグルーム席や通路側席を選ぶ、フライト時間の短い路線から試すといった工夫で、かなり快適さをカバーできます。

浮いた旅費を現地での食事や体験に回せると考えれば、LCCの座席は「多少の我慢」ではなく「賢い投資判断」の一部。ぜひ次の旅で選択肢に加えてみてください。

SARI QURO
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何より、思い込みを一旦捨てて、スペックで比較検討してみることが大事だと思います!


よくある質問(FAQ)

Q. LCCのシートピッチはどのくらい狭いですか?
A. LCCのシートピッチは約71〜74cm(29インチ前後)が標準で、JAL・ANAの約79cm(31インチ前後)と比べて5〜8cm程度狭くなっています。

Q. LCCの座席は身長が高い人でも大丈夫ですか?
A. 身長170cm台程度であれば短距離〜中距離フライトで大きな問題は感じにくいとされていますが、身長が高い方や長時間フライトでは窮屈さを感じやすいため、レッグルーム広めの有料座席の利用がおすすめです。

Q. すべてのLCCの座席が同じくらい狭いのですか?
A. いいえ。ピーチやジェットスターは約71cmですが、スプリング・ジャパンのように約74〜77cmとやや余裕のある座席間隔を確保しているLCCもあります。就航路線や航空会社ごとの確認が必要です。

Q. エアアジアやベトジェットなど東南アジア系LCCの座席も狭いですか?
A. 短中距離路線(A320・A321使用)では約70〜74cmと日本のLCCと同水準か、やや狭めです。ただしエアアジアXやベトジェットエアの一部長距離路線ではA330型機が使われ、シートピッチが約78〜79cmと大手航空会社並みに広がることがあります。長距離LCCを予約する際は、使用機材を確認するのがおすすめです。

Q. 座席の狭さが心配な場合、どうすればいいですか?
A. 有料のレッグルーム広め座席や通路側席を選ぶ、短距離路線から試す、予約前に機材情報を確認するといった対策で、体感の窮屈さをかなり軽減できます。

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