
年末年始、2週間のカンボジア家族旅行を計画しているSARI QUROです!子連れ旅行だからこそ、病気やけがの事、医療体制はしっかり調べて安心したい!
渡航準備の第3弾となる今回は、「予防接種・医療体制の確認をする」をテーマにお届けします!
「カンボジア旅行って予防接種は義務なの?」「注射を打たずに行くのは危険?」「お腹を壊したときや怪我をしたとき、シェムリアップで信頼できる病院はある?」といった体調・医療面の不安を、一気に解消できる完全保存版ガイドです。
著者自身、過去の2度の海外旅行時に、家族で入院したり、子どもが高熱を出したり、本当に体調面でのトラブルは絶えませんでした。
アレルギー体質の子どもが虫に刺されて、ひどく腫れてしまったこともあります。
だからこそ、万全の備えをして、今度こそ健康に過ごしたい!
カンボジア旅行に予防接種は義務?【結論:任意だが推奨】
結論から言うと、日本から直接カンボジアへ渡航する場合、入国時に予防接種証明書(イエローカード等)の提示が義務付けられているワクチンはありません。(※黄熱流行地域からの入国を除く)
そのため、「予防接種を一切打たずに観光する」こと自体は可能なんです。
ただし、日本とは衛生環境や存在するウイルス・細菌が異なるため、厚生労働省検疫所(FORTH)や外務省では渡航前の予防接種を強く推奨していますよ。
渡航スタイル別・予防接種の目安
- 数日〜1週間の短期観光(シェムリアップ・アンコールワット中心):
無理に打たなくても対策次第で渡航可能。心配な方は「破傷風」「A型肝炎」を検討。 - 長期滞在・バックパッカー(地方都市・農村部・遺跡巡り):
「A型肝炎」「破傷風」「狂犬病」「B型肝炎」「日本脳炎」の接種を推奨。

「義務ではないけれど推奨する」これって1番判断が難しいですね。
カンボジア渡航で検討したい主な予防接種一覧
渡航前に接種を検討すべき主要ワクチンと、それぞれの特徴・接種スケジュールを一覧にしておきましょう。
| ワクチン名 | 推奨度 | 感染経路・リスク | 接種スケジュール(目安) |
|---|---|---|---|
| A型肝炎 | ★高 | 汚染された水や生もの、氷から感染。発熱や激しい腹痛・黄疸を引き起こす。 | 2〜4週間隔で2回(渡航前に1回打つだけでも一定の効果あり)。 |
| 破傷風 | ★高 | 土壌中の菌が怪我や傷口から侵入。遺跡観光での転倒や擦り傷に注意。 | 幼少期に接種済みの人は追加1回(※効果は10年持続)。未接種は3回。 |
| 狂犬病 | 中(地方・長期) | 感染した動物(犬・猫・猿)に咬まれる・引っ掻かれる。発症後の死亡率はほぼ100%。 | 事前の「暴露前接種」は計3回(数週間〜数ヶ月かかる)。 |
| 日本脳炎 | 低〜中 | 蚊(コガタアカイエカ)が媒介。農村部や水田地帯への長期滞在時にリスクあり。 | 日本で定期接種済みの場合は追加1回。未接種は複数回。 |
スケジュールに注意!
多くのワクチンは十分な抗体ができるまでに数週間〜数ヶ月を要し、複数回の接種が必要です。
「渡航直前で間に合わない!」という場合でも、1回打つだけで一定の予防効果が得られるもの(破傷風やA型肝炎など)もあるため、トラベルクリニック等の専門医に早めに相談しましょう。

「破傷風」は小中学生の子供なら、小さい時に4種混合で打っていますし、1968年以降生まれの人も子ども時代に3種混合ワクチンなどで接種しています。
予防接種を受けない(間に合わない)場合の現地での過ごし方
「仕事が忙しくて予防接種を受ける時間がなかった」「急な渡航で間に合わない」という場合でも、現地での行動・予防意識を徹底すれば感染リスクを激減させることができます。
① 経口感染(お腹の病気・A型肝炎)の予防ルール
- 水道水は絶対に飲まない:うがいや歯磨きも必ずペットボトルのミネラルウォーターを使用する。
- 「氷」に注意:ローカル屋台のジュースに入っている砕氷は水道水で作られていることがあります。缶・ペットボトル飲料を直接飲むのが安全です。
- 加熱された料理を食べる:生野菜、生肉、生魚介類は避け、火が通った温かい料理を選びます。果物は自分で皮をむくもの(バナナやマンゴー)が安心です。
- アルコール消毒の持ち歩き:アルコールスプレーやアルコールティッシュなどを持参し、食事前の手指やカトラリーの消毒を徹底します。

我が家は今回、5つ星ホテルに宿泊し朝食のバイキングを付けました。サラダやフルーツなどはホテルで食べ、外ではできる限り火の通ったものを選びたいと思います。
② 蚊媒介感染症(デング熱・マラリア)の予防ルール
デング熱には予防ワクチンがありません。「蚊に刺されないこと」が唯一にして最大の予防策です。
- 虫よけスプレーの常用:ディート(DEET)やイカリジンが高濃度で配合された虫よけを使用する。
- 服装の工夫:アンコールワットなどの遺跡群や屋外では、薄手の長袖・長ズボンを着用し、露出度を出来る限り減らす。
- 時間帯への注意:デング熱を媒介するネッタイシマカ・ヒトスジシマカは「日中(特に早朝や夕方)」に活発に活動します。
③ 動物由来感染症(狂犬病)の予防ルール
野良犬・猿・猫には絶対に触らない!
カンボジアには野良犬や放し飼いの犬が多く、アンコールワット周辺には野生の猿もいます。
「可愛いから」となでようとしたり、食べ物を与えたりすることは絶対にやめてください。
万が一、咬まれたり引っ掻かれたりしたら
渡航前に狂犬病ワクチンを打っているかどうかにかかわらず、すぐに傷口を大量の石鹸と流水で15分以上洗い流し、24時間以内に病院へ駆け込んで「暴露後接種(PEP)」を受けてください。

これまで訪れた、ベトナムやフィリピン、タイにもたくさんの野良犬や野良猫、猿などの動物がいました。近くに居ても自分から触ろうとさえしなければ危険はないと思います。ただ、食べ物などが狙われる危険があるので、不用意にお菓子を手に盛ったりしないなどの注意は必要。
カンボジア旅行でかかりやすい代表的な病気・症状
旅行者が現地で直面しやすい健康トラブルと初期対応をまとめました。
これは、カンボジアに限らず海外旅行にはつきものなので、いつでも用心しておきたいですね。
① 水あたり・旅行者下痢症
水質の変化や油、スパイス、疲労による免疫低下が原因で起こります。
脱水症状を防ぐため、経口補水液(ORS)やポカリスエット(現地のコンビニで購入可能)で水分補給を行いましょう。
自己判断で強い下痢止めを飲むと、体内の細菌を排出できなくなる場合があるため、下痢止めの扱いには注意してください。
体に合わなかった悪いものは早く体外に出してしまった方がいいので、基本的に下痢は止めない方がいいでしょう。
特にお腹が弱い人は、整腸剤や胃薬、粉末の経口補水液などを日本から持参すると安心です。

我が家は、粉末タイプの経口補水液を持参します!というのも、ベトナムで処方された経口補水液がマズすぎて飲めなかったのです。
② デング熱
感染すると突然の38〜40度の高熱、激しい頭痛、関節痛、発疹が現れます。
解熱剤として「アスピリン」や「ロキソニン(イブプロフェン)」を服用すると出血傾向を増悪させる危険があるため、必ず解熱鎮痛成分が「アセトアミノフェン(カロナールなど)」のものを使用してください。
とにかく蚊に刺されないように、虫よけや、室内では蚊取り線香やベープなどを活用するなどの予防策が大切です。
③ 熱中症・日照病
カンボジアは年間を通じて気温が高く、特に日差しが強烈です。
アンコールワットの観光中は日陰が少なくなります。帽子や日傘を活用し、喉が渇く前にこまめな水分・塩分補給を行ってください。

子連れ旅行なので、遺跡巡りの際はトゥクトゥクではなく、冷房のついた車をチャーターするなどで対策したいと思います。
シェムリアップの病院情報と医療レベル
カンボジアの一般的な医療水準は日本ほど高くありませんが、観光都市であるシェムリアップには外国人観光客や日本人が安心して受診できる私立病院やクリニックが存在します。
① 日本語対応・日本人に信頼されているクリニック
- アンコール共生病院(Angkor Kyosei Hospital)
- 特徴:日本人スタッフや日本語通訳が常駐しており、言語の心配なく受診できます。内科外来、各種検査、応急処置、海外旅行保険のキャッシュレス診療に対応しています。
- 対応:観光中の急な体調不良(水あたり、熱中症、怪我など)の第一選択肢です。
- ホテルドクターサービス(Hotel Doctor Service)
- 特徴:シェムリアップ市内のホテルまで日本人が同行して医師が往診に来てくれるサービス。体調が悪くて動けないときに非常に便利です。各種海外旅行保険のキャッシュレスに対応。
- Royal Angkor International Hospital(ロイヤルアンコールインターナショナル病院)
- 特徴:タイのバンコク病院(Bangkok Hospital)グループが運営する大型総合病院。最新の設備が整っており、重症の場合や高度な処置が必要な際に利用されます(医療費は高額になります)。
②プノンペンのクリニック
一方首都のプノンペンですが、一般的な医療水準は決して高くなく、高度な治療が必要な場合はタイやシンガポールへの搬送が必要になるケースが少なくありません。
サンライズジャパン病院 (Sunrise Japan Hospital): 日本式サービスを提供する代表的な日系総合病院です。救急や脳神経外科、健康診断などに対応しています。
ケン クリニック (KEN CLINIC): 日本人開業医によるクリニックで、キャッシュレスの海外旅行保険や健康診断に対応しています。
カルメット病院 (Calmette Hospital): プノンペン中心部にある大規模な国立総合病院で、新棟の整備など近代化が進められています。
③ 海外旅行保険&「キャッシュレス受診」の重要性
カンボジアで私立病院を受診したり、万が一重症化してタイ(バンコク)等へ緊急搬送される事態になった場合、数百万円〜千万円単位の医療費が請求されるケースがあります。
必ず「海外旅行保険」に加入しよう!
- クレジットカード付帯の保険、または掛け捨ての海外旅行保険に必ず加入しておきましょう。
- 「キャッシュレス提携病院」であれば、現地でパスポートと保険証券を提示することで、自己負担0円(手持ちの現金を使わずに)で治療を受けられます。
- 渡航前に、利用する保険会社の「緊急アシスタンスサービス(海外サポート窓口)」の電話番号をメモしておくと安心です。

実際、ベトナムで入院した際、海外旅行保険に入っていてよかったと心から思いました。体験記も書いていますので、旅行保険の加入に迷ったら読んでみてくださいね。
まとめ&旅の常備薬チェックリスト
カンボジア旅行を安全に楽しむためには、事前の知識と最低限の備えが欠かせません。
日本から持参すべき衛生・薬品チェックリスト
- 普段使い慣れている整腸剤・胃腸薬
- 解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン成分のもの)
- 絆創膏・消毒液(遺跡での怪我対策)
- 虫よけスプレー・日焼け止め
- 経口補水パウダー(粉末ポカリスエット等)
- ウェットティッシュ・アルコール除菌シート
- 海外旅行保険の保険証券(またはカード情報)の控え
万全の準備を整えて、安心してアンコールワットをはじめとするカンボジアの素晴らしい旅に出かけましょう!








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